新型CX-5試乗レビュー② 20S編

XDの次に試乗したのが 「20S PROACTIVE FF」

XD同様にFF車です。20Sには4WDの設定がないので、FFのみになります。正直、上位グレードのXDの次に、下位グレードの20Sということで、あまり期待はしていなかったのですが、良い方向に期待は裏切られました。早速、レビューしていきたいと思います。

 

試乗コース

試乗コースはXDと同じです。信号がそこそこある市街地から郊外の道路→そこそこ急で長い上り坂(斜度10%くらい)→自動車専用道路への合流→70~90km/hでの巡航→市街地と15分弱の試乗コースにしては、結構楽しめるコースになっています。田舎ならではですね!

エンジン始動

ある意味、期待通りの静かさ。当然ですが、ディーゼルと比べればガソリン車の方が静かです。個人的にはもう少しアイドリング中のエンジン音が聞こえる方が好みではありますが、高い静粛性です。

市街地走行

電動パーキングブレーキを解除して、市街地へ出ていきます。今回のフルモデルチェンジで全グレード電動パーキングブレーキが搭載されているんですね。

ストップ&ゴーの多い市街地では20SもXDもそんなに差はありません。アイドリングストップからの再始動は、20Sの方が静かで自然な感じがしました。

市街地ではトルクやパワーの差を感じにくいです。逆に市街地での利用が多い人であれば、20Sでも十分かもしれません。下位グレードといっても、エクステリアやインテリアは大きく変化しないので、エクステリア・インテリアは上質なまま、比較的安くCX-5を購入でます。




郊外走行

60km/hまでの加速でも不満はありません。スポーツモードのスイッチも搭載されていますが、そんなもの使うまでもなくアクセルに合わせてしっかりと加速してくれます。排気量こそ小さくなっていますが、車重も軽くなっていますので、バランスが取れていると思います。

坂道走行

一番驚きました。絶対に物足りないだろうなと思って臨んだ上り坂をグングン加速しながら登っていきます。XDのような太いトルクは感じることはできず、車重もあるので、決して余力があるわけではありませんが、低いシフトを選択し、エンジンの回転数を上げ、車体を引っ張り上げていきます。

回転数が高くなるので、エンジン音はそれなりに入ってきますが、不快に感じるほどではありませんでした。デミオのガソリン車にも代車として1週間ほど乗ったことがあり、その時もマツダ車のATはシフトの選択が優秀だと感じていましたが、そのことを思い出しました。パワーが必要だと判断すれば、すぐにシフトダウンし、エンジンの回転を上げ、一気に駆け上っていく軽快さは、マツダのガソリン車ならではの部分だと思います。

高速巡航

高速巡航も登り坂同様に加速が必要と判断すれば素早くシフトダウンし、出力を高めてくれるので、不満は少なかったです。シフトダウンをするときも、不必要に揺れることなくスムーズです。

気になったのはタイヤのロードノイズ。エンジンが静かなこともあり、XDよりロードノイズは目立っていました。

 

総評

市街地や平坦な道では不満はない。上り坂も予想以上に走る。最安値が約250万円(諸費用別)となると、正直一番売れるモデルは「20S PROACTIVE」じゃないかと思ってしまいます。営業さんは「今はXDが一番出てる」と言っていましたが、発売間もない車で、注目の車種となれば、今契約をしている人の多くは車好き。車好きであれば一番魅力的に見えるのはXDに間違いないですからね。車好きでない人が、普段の足として格好良さを求めてCX-5を検討すれば、間違いなく20Sは有力候補になってくると思います。エントリーモデルでこの性能なら文句はありません。

ディーゼル、ガソリン、FF、4WDと選択の幅が広いので、全てに試乗するのは難しいかもしれませんが、下位グレードだからと20Sに乗らないのはもったいないです。十分にマツダ車とCX-5の魅力を感じることのできる1台です。




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